ラッキーアイテムはオオカミさん NG集3
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「つまりはそういう事なんだけど…意味、分かるよねぇ?」
「はっ!なんでそんな事、アンタに言われなきゃなんないのか分かんねぇな」
聞こえてきた二つの覚えのある声に目を丸くした。純花の視線の先で、狩野と男が睨みあっていたのだ。醸し出すピリピリとした雰囲気。両者ともに、無駄に顔が整っていることも手伝って、下手に手を出せない空気が充満している。それで多くの人が遠巻きに見ていたのだ。
「お、お兄ちゃん⁈それに…」
しかしながら、純花にそんな雰囲気は通じなかったようだ。びっくりした顔で二人に声を掛ける。
「勇者だ…」
誰かが呟いた声が聞こえた。周りの人々が重々しく首肯する。
………うん。何かが違うね。
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「お、お兄ちゃん⁈それに…」
しかしながら、純花にそんな雰囲気は通じなかったようだ。びっくりした顔で二人に声を掛ける。するとすぐに狩野が振り向いて相好を崩す。
「やあ、純花。迎えに来たよ」
「え、本当⁈」
優しい言葉に目を光らせる純花。
……ええ⁈急に肉食系女子になったっぽいけど、どうしたの⁈
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優しい言葉に目を輝かせる純花。おいでおいで、と手招きする狩野に駆け寄る。すると、男の気配が一層刺々しくなった。そんな男の様子に純花が戸惑う。不機嫌になったり、無茶ぶりを要求してきたり、こちらの羞恥心の限界を突破させるようなことはいくらでもする男だが、ここまで苛立った様子を見せたことは、ない。
しかし、すっと男の視線から純花を遮った狩野が笑顔で純花を促してくる。
「さ、買え六花」
……んん?何が言いたいのかな?おにいさん?
-11-(-10-take2)
優しい言葉に目を輝かせる純花。おいでおいで、と手招きする狩野に駆け寄る。すると、男の気配が一層刺々しくなった。そんな男の様子に純花が戸惑う。不機嫌になったり、無茶ぶりを要求してきたり、こちらの羞恥心の限界を突破させるようなことはいくらでもする男だが、ここまで苛立った様子を見せたことは、ない。
しかし、すっと男の視線から純花を遮った狩野が笑顔で純花を促してくる。
「さ、変えろっか」
……うん。いい加減にしようか?おにいさん?
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