たまには一人で、ってな。
よっ、今日2回目の更新だ。……って言っても俺一人で、だけどなw なんでかっつーと、ただ単に今電車ん中っつーのと、一応スマホでも動作確認しておこうかなーってので…………要するに、暇なんだよねww あ、お前らさぁ、やーい暇人ー、なんて言うなよ?最近は仕事漬けで大変なことになってるんだからw ははっ、自分で言ってちゃわけねぇかww
さて、と。今回はちょっとしたネタ投下も目的としてるんだが。結構、物騒な?ネタな上、中途半端に始まって中途半端に終わるから、閲覧注意なw
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赤、紅、朱、あか。
その時、私がモノクロの他に認識できた色は、たったそれだけだった。色鮮やかなようで、しかし元を一つとするその色たちは、私の世界を確かに染め上げて、他の色たちを世界から追い出していった。
それから、だろう。私の世界は、あかと白と黒で構成されるようになった。
過去、私の世界はモノクロで出来ていた。否、正しく言うなら、他の色も認識出来てはいたが、見えてはいなかった。何を言っているかわからないとは思うが、私にだってよくわからない。もう、昔のことだから。
昔、そう、幼少期は、親に虐待されて育った。心底、絶望していた。希望なんて何もなくて、ただただ、色のない世界にいた。親に何かされて、世界が真っ黒か真っ白かに染まって、意識が落ちる。その繰り返し。ある日誰かに虹の色を訊ねられて、白と黒のグラデーション、と答えたら、気味の悪いものを見る目で見られた覚えがある。でも、あの頃の私にとっては、それが真実だった。
それが変わったのは、他の色が認識出来なくなったのは、年齢が十を超えて三ヶ月経つか経たないかの頃だった気がする。父に酒を買って来るように言われて、家を追い出されて、酒屋のおじさんに頬を殴られて家に帰ってきて、玄関の扉を開けて、それで。
それで、私の目の前が、あかで染まった。初めて、あかという色を私は見た。
何か、赤くて黒い塊が落ちていた。地面が、紅く染まっていた。白かった花瓶と、白かったお花が、朱い斑模様に変わっていた。赤くて黒い塊に触れてみたら、手に赤い液体が付いた。ちょっとドロドロした、液体。父に殴られた時にたまに流れてくる液体に似ている。さて、その液体の名前はなんだったか。思い出そうとして、顔を上に向けて、私は見つけた。……見つかってしまった、だっただろうか。兎も角目が合ってしまったのだ。
お花と同じような、朱い斑模様を背負った、あかいお兄さんに。
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続かない!
2016/11/16 追記 モチーフ作品は『赤ずきん』だけど影も形もなくなった(笑)
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